高圧ガス認定制度の変革

高圧ガス取締法のもと、長期連続運転が可能になったのは1987年からだ 今から33年前のことだ
従来1年毎に定期検査が必要だったのが、2年に延長された
そうは言っても、それに値する技術や管理体制のある企業に限られた。 これを、高圧ガス認定制度という
その後、約10年が経過した1997年に高圧ガス取締法が高圧ガス保安法と名称に変わる
1990年代は、バブルがはじけ経済は落ち込み、グロバル化が進んでいた時代だ
国が企業を取り締まるという体制から、企業自らが自主的な保安をおこうなうという世の中に変わった
がんじがらめの規制では、国際競争力を維持していくことが難しくなってきたという背景もある
確か1999年だったと思うが、2年から4年の長期連続運転が出来ることが可能になった
2003~2007年頃高圧ガスの認定事業所で検査をしないなどの不祥事多発した。認定取り消しを受けた企業が続発した
2005年に認定要件が見直されている
4年連続運転が可能になって約20年経った、2017年から高圧ガスのスーパー認定制度というものが運用し始めている
最新の技術や高度な人材を育成して安全・安定運転が出来る能力を持った企業を認定する制度だ
この認定を受けることにより企業は次のようなメリット得ることが出来る
①最長8年という長期連続運転が可能 ②設備の検査方法を自ら設定が可能 ③許可を得ず自主的に行える範囲が拡大
④認定更新が5年から7年へと長期化
 長期連続運転が可能になると言うことは、修繕費が大幅に削減でき企業にとって大きなメリットが発生する。
検査についても独自のものが可能となればコスト面でも有益となる。許可を得る範囲が減ると言うことは申請に費やす時間が減り人的コストが節約となる。更に7年間もその利点を利用できるメリットは大きい。
 そうは言っても、この制度を利用するには企業としていわゆる「高度な保安技術」を持っていることを証明しなければならない。企業はソフト、ハードの両面で国の要求条件を満たす必要がある。
次回のブログでソフト、ハード面の要求条件をとりまとめて説明することとしたい

2020年05月04日