RISCAD事故データーベースが再開-事故データーベース

長い間休止していた産総研が提供する事故データーベースRISCADが再開したそうです
かなり長期間休止していたデーターベースです ここを見てください  https://r2.aist-riss.jp/
RISCADはあくまで速報の情報です、教訓を伝える物ではありません
単なる事故情報速報版と考えて下さい たまに詳しく解析していることもありますがわずかです
過去の事故事例を学ぶことは重要です。今まで、こんな事故事例データーベースを見て事故の教訓を集めてきた。
①高圧ガス保安協会事故事例データーベース https://www.khk.or.jp/public_information/incident_investigation/hpg_incident/comb.html
②Deyamaの提供する事故事例データーベース http://deyama.a.la9.jp/ver_1/saigai.html
③失敗知識データーベ-ス http://www.shippai.org/fkd/index.php
④労働安全衛生総合研究所事故データーベースだ。数千件の事故情報がある。https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2018_02.htmlを参照されたい。
この情報データーベースには、正確な日時が記載されていない。何年という年度はあるが日時の情報が無い。
他の情報データーベースと合わせながらたぶんこの事故だろうと思い解析を進めている。
RISCADの情報とは違う視点で、いい内容が書かれてはいるのだが惜しいことに日時情報が不足しているのが欠点だ。
せめて事故データーベースと言うなら、発生日については正確な情報を提供して欲しい。
これらの情報を組み合わせながら、約10年くらいかけて自分なりに約6000件の事故事例を勉強してきた。
それぞれの、データーベースに記載されている内容は様々だ。必ずしも、同じことが書かれているわけでは無い。
事故というのは、色々な視点で見ていかないと事故の教訓が得られない。特に、人という切り口で原因を書いているものは少ない。
事故は多面的に見て、色々なことがわかる。これからの事故データーベースについて求めたいのは、教訓を書いて欲しい。それから、変更管理の視点で失敗の要因を書いていく行く必要があると思う。とはいえ、前述のデーターベース提供者には感謝したい。これらの情報が無ければ、過去の事例を学ぶのは難しいからだ。これからも、提供をお願いしたい。

2020年06月13日