コンプレッサーの液圧縮事故-HAZOPチェックの重要項目だ

コンプレッサーなど圧縮装置に関する事故で多いのが液圧縮だ
コンプレッサーは、気体を圧縮する装置なのに液体が混じり込むと圧縮できず破壊することがある
気体は圧縮することができるが、液体は簡単には圧縮できないからだ
万が一、コンプレッサに液体が紛れ込むととんでもない事故になる

コンプレッサは気体は圧縮できるが、液体は圧縮できないと考えて欲しい
風船などは気体が入っているから、かなり圧縮することは可能だ
ところが液体が入っている注射器などは一所懸命力を加えても圧縮できないはずだ
液体と気体は全く性質が違うからだ

コンプレッサの入口側には、たいていは液体を取り除く小さな気液分離ドラムというのが設置されている
この容器で液体を取り除き圧縮機側に液体が紛れ込まないようにしている
ところが、この気液分離ドラムの液面計などが故障していれば液が圧縮機側に行ってしまうことがある
圧縮機というものは液体に弱い 液が来ればあっという間に壊れてしまう
HAZOPなどでも圧縮機があれば、液体が万一紛れ込まれないか徹底的にチエックして欲しい

 

 

2020年08月15日