事故や災害はなぜ起きる -漏れ 漏洩が大事なキーワード
化学プラントでなぜ事故が起きるのか
結論は漏れるからだ
化学物質は閉じ込めておけば事故は起こらない
ところが、漏れるから事故が起こるのだ
有害物質であれば、漏れれば中毒事故になる
可燃物であれば、漏れれば着火して火災や爆発事故となる
化学物質はとにかく装置の外部に漏らして空気と触れさせないことだ
こんな簡単なことがなかなか守れない
塗装をせずに配管に穴が開いたり、塗装塗り替えはしたが下地処理が悪くて錆て穴が開くことも多い
バルブを閉め忘れて、人が化学物質を漏らしたりする事例も多い
配管が腐食して液が漏れればやはり事故になる
熱交換器のフランジなどは、温度上昇に応じてボルトを増し締めしなければ漏れることがある
温度変化があれば金属は伸びたり縮んだりしてフランジ部に隙間ができるからだ
漏らすなは 大事なキーワードなのだがなかなかこの意味をわかってもらえない
石油化学コンビナートの事故の原因の50%は漏洩だ
漏らすなを大事なキーワードとして欲しい