熱交換器の爆発事故
28年前の今日1992/10/16日千葉県の石油精製会社で爆発事故があった
熱交換器の蓋が外れ、10名もの死者が出た事故だ
http://www.shippai.org/fkd/cf/CB0011018.html
http://www.sydrose.com/case100/310/
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-34/hor1-34-21-1-0.htm
反応器は危険と思う人は多いが、熱交換器は危険と思う人は少ない
だから、とんでもない事故が起こることがある
ねじ込んでチャンネルカバーを固定する方式の外国製の熱交換器で爆発事故は起きた
ネジ部が外れ、チャンネルカバーが吹き飛び内部の高温の油が外に噴き出し人に降りかかったのだ
ネジというのは焼き付きやすい 焼き付くと外れにくくなる
焼き付きを防ぐには、ねじの頭を少しずつ削り、焼き付きを減らすことをする
これを繰り返すと焼き付きはなくなるが。ネジ部を削るのでかみ合わせ部が減りネジ部が外れやすくなる
あるとき、このネジ部が外れ熱交換器の蓋が吹き飛んだ
温度は数百℃もあるから大量の油が近くにいた人に吹きかけた
この結果、10名の人が命を失った
熱交換器の事故は繰り返し起こっている
最近では、2014年1月9日 三重県四日市で起きた事故もある 5人が亡くなり、13名が負傷している
https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2014/pdf/14-0612a.pdf
たかが熱交換器と思わないで欲しい
化学物質が内部にあれば吹きだしてきて火災や爆発することもあるのだ
反応器だけが爆発するわけではない
化学物質が入った装置であれば,爆発することもあると考えて欲しい