ヒューマンエラ-の構造解析その2-記憶を伝承する

人には忘れるという、ヒューマンエラーも存在する
なぜ忘れるのかと問われれば人間の脳に関連している
脳は、100億もの細胞でできている
人間の細胞は常に死んでいく 古い細胞が毎日死んでいく 一度死んだ細胞は二度と再生されることはない
古い細胞の中にも、情報は記憶されてる 古い細胞が死んでいけば、当然記憶していたはずの情報も無くなっていく
情報が無くなれば今まで覚えていたものは忘れ去られてしまうのだ

単純に記憶という形だけで考えると、脳細胞が死滅すれば記憶は当然無くなることになる
記憶というものは永遠に残しておくのは難しい

人は言葉というものを持っている
言葉を使って他人に何かを伝えることもできる
とはいえ、言葉というものは狭い空間で伝わるものである
時間が経てば狭い空間で伝わった情報は忘れ去られてしまうことも多い

だから人は、文字というのを発明し文字に残して長期的に情報を残すようにしたのだ
とにかく人は忘れる 忘れても問題が無いように、情報は記録したり、文字に書いてみんなにもわかるように見える化する必要がある

記憶というのは時間が経てば必ず失われていく
きちんと時間か経っても情報を残すにはどうすれば良いか常に考えて欲しい

かけがえのない情報をどう次の世代に残していかは人間に与えられた大事なミッションだ

2020年11月23日