保温材下腐食-GUI

化学プラントの老朽劣化に関係する講演をすることがある
ネットで色々な文献を探していると参考になる情報も多い
参考となる情報がある
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/a2p/cnt/f5050/p15051.html
この中から検査手法や手順などの資料もダウンロード出来る
どの企業でも、外面腐食は悩みの種だ。特に、保温材を被った配管などはトラブルが多いはずだ。
塔槽類や高所にあるものであれば足場の費用も馬鹿にならない。
保温材下の腐食は、関連する因子をきちんと管理しておくことだ

保温材の中の温度だ。当然、100度以下が腐食しやすい環境になる
100度を超えれば、腐食に関係する水分は気化して飛んでいってくれるからだ
60度を境にして実験したことがあるが、60度未満では腐食が進むと言える
60度未満では、腐食率が3倍くらいにもなる現場も存在した
やっかいなのは温度が変化する配管だ
流れたり、流れが止まったりだとか断続的に流れる配管は温度が下がれば水分が凝縮する
保温材の中での水分率も腐食率に関係する
15%を超えると極端に腐食が進むというデーターがある
配管の塗装の善し悪しも関係する
ケレンや塗装も手を抜くと後で大きなつけが来る。
地下の埋設配管も防食対策が不可欠だ。 
腐食という問題は奥が深い

 

2021年02月04日