液封現象を甘く見ないで欲しい
液封現象を知っている人はどのくらいいるのだろうか。
化学プラントに勤める人の中でも実感として液封現象がわかる人は数パーセントではないだろうか。
なぜらな、液封現象を具体的に写真などで見たことのある人はほとんどいないからだ。
個別の企業でも、液封で不具合が起こった事例を文字ではなく写真で提供できるのは皆無なのではないか。
世の中で、事故が繰り返し起こるのは世の中で起きている情報がうまく公開できていないからだ。
こんなに、インターネットで検索できる世の中でも必要な情報を得るのは難しい。
朝から晩まで企業の安全担当者が、インターネットを検索してればいいが、そうはいかない。
私のようにことある毎に情報をこつこつと集めている人間がいて、その情報を公開することが少しは企業の担当者に役立つのではないだろうか。
今日は、液封でポンプが壊れた事例を紹介する。福岡の消防機関から公開されている事例だ。活用して欲しい。以下のURLで見て欲しいhttp://119.city.fukuoka.lg.jp/app/files/News_174_pdf_file.pdf
数年前は、見れたのだが今日検索すると残念ながらこの情報は無い
ホームページがリニューアルされているからだ
ホームページがリニューアルされると消えていく情報もある
残念だがこれも時の流れだ
液封とは、液体が閉じ込められて温度が上がると体積が上昇して膨張したことによる破裂事故だ
液体は閉じ込められると液温の膨張が事故につながることがある
日中の気温の温度差程度でも液封現象はおこる
液封という現象を甘く見ないで欲しい