半導体工場での火災に思う--密閉型の建屋内火災

大手半導体会社の工場で火災が起きたことが報じられていた 2021/3/19未明だ 幸い火災は数時間で消えたらしい
https://www.renesas.com/us/ja/about/press-room/notice-regarding-semiconductor-manufacturing-factory-naka-factory-fire
半導体の供給不足が続く中での影響は大きいのだろう
昨年の2020/10/20にも、九州で半導体工場の事故が起きている 建屋内火災で数日間燃え続けた
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48297.html
建物内の工場火災は火災が発生すると消火が難しい。密閉された空間で火災が発生するのだから建屋内に煙や高温のガスがたまる
電気設備がやられれば、照明は消え真っ暗となる
半導体工場は秘密の固まりだ 事故の原因がわかってもたぶん公開されることはないだろう
半導体工場などにはクリーンルームという部屋がある。ホコリを取り除き空間をものすごくクリーンに保つ部屋だ
この中に機械が存在する 機械は電気で動くから電気が発火源になることもある
クリーンルーム内で何か洗浄するときには、有機溶剤などを使っていれば火がつけば簡単に燃え出すはずだ
着火源は電気火花や静電気が推測される
こんな事故原因を憶測させる文献があるので紹介しておく
https://gcoe.tus-fire.com/eng/ffsa/pdf/K110602digest.pdf
自分の半導体工場ではないから大丈夫と思わないで欲しい
密閉型の建屋であれば、火災時のリスクは高い 二酸化中毒や酸欠のリスクが高いからだ
何かあればすぐに人を逃がすことだ。下手に初期消火をしていたりすると命を落とすこともある
効果的な消火装置の導入も考えることだ 被害の影響も極小化するようにスポット型の消火設備の設置も必要だ
屋外から、中の様子を見れるカメラなども付けておくことだ
いざという時に役に立つはずだ

 

2021年03月21日