企業の海外展開リスクマネージメント
日本の企業が海外展開を始めたのはいつ頃だろうか。日本は、1960年代が反映のピークだった。今から半世紀以上前だ
高度経済成長と呼ばれる時代だ。1970年代前半迄はそれが続いていた。いけいけどんどんの時代だ。
風向きが変わったのが、1973年の第一次オイルショックだ。石油が取れる中東で戦争が始まり石油の値段が高騰した
翌年の1974年では石油大国であるイランで政変がおこりますます石油の価格が上昇した
これを契機に世の中は急速に変わった。作れば作るだけ売れた、大量生産の時代は終わった
1980年代ころから、大量生産の時代は終わり少量多品種、付加価値のある製品へと変わっていった
1990年代、バブル経済がはじけ人件費の安い国へ日本の工場進出が始まる。
その後も日本経済は回復せず、結局安価な労働力に誘われて日本での工場新設はなくなっていく
現在、多くの企業は海外比率は高まっている。この傾向は変わらないであろう
とはいえ日本には、根幹となる技術はまだまだ存在する。それをスピーデイに海外へ転換できる体制が整えられているとそうでは無い
安易に、海外のパートナーに丸投げしているところもあるはずだ
日本が本当に生き抜いて行く為には、コアーな技術を日本がきちんと整理して持っておくことだ
つぎに、地政学、法制などの過去日本が海外進出して経験したリスクを整理して知的財産として企業が持っておくことだ
タイムリーに世界展開するためには、どんなリスクマネージメントが必要かのノウハウを整理しておくことが今後の海外展開につながるはずだ
ノウハウを文書でため込むのも大切だが、海外経験者などを招いて適宜報告会などを開き生の声をタイムリーに若い人に聞かせることだ
そうは言っても、わかり易く文章化できるメンバ-も報告会に同席させ、文字での蓄積も併用して進めて欲しい
ノウハウはこつこつ見える化して蓄積して欲しい