急な電源トラブル-停電事故

東京の山手線での停電トラブルが報道されていた
https://noa.holo-imua.com/domestic/yamanoteteidennani620/
停電が起これば電車は動かない
原因の究明に時間がかかれば影響はとんでもない規模になる
電車のバッテリーも長時間の停電には対応できない
電気は色々なところとつながっている
トラブルがおこっても、原因をすぐに突き止めるのは容易ではない
火災や火花が出ていれば、場所の特定はできるのだが、くすぶったり煙が出た程度ではなかなか本質的な事故要因をすぐにつかむのは難しい
最近の新幹線は、バッテリーを保有して、停電が起こっても近くの駅までなんとか自走できる仕様になってきているという
とはいえ、在来線はまだまだそんな能力は備えていない
停電が起これば、線路をあるかされるのが当たり前だ
カラスや蛇、ネズミの感電事故も多い
むき出しのケーブルは、どうしても野生動物にかじられる
生き物による停電はなかなか避けられないが、老朽化による停電は投資さえすれば避けられる
電気設備は寿命がある。だいたい、産業用の電気設備といえども寿命は20~30年だ
きちんとした、老朽化更新計画を作成し投資していれば避けられる
今回のJRの停電事故の原因は電気ケーブルの傷だという
高圧の電気ケーブルは、ちょっとの傷があってもそこを起点に放電が起こる
放電により絶縁材が時間の経過とともに絶縁機能が落ちる。最後は、今回のように電気設備が破壊される
電流異常ですぐに安全装置は作動したので、火災にはならなかったのだろう
今回の事故は、工事施工時のミスかも知れない。とはいえ、電源ケーブルの老朽化も関与している可能性もある
化学工場でも、電源トラブルは起こる
電気設備の寿命を甘く見ている企業も多いからだ
今まで問題ないからと安易に考えていると突然ばたばたとトラブルが起きる
電気設備の老朽化対策はしっかりやってほしい

 

2021年06月21日