酸欠災害を防げ-窒素パージ後の酸欠
酸欠という労働災害がある。くり返し起こし、なかなか減らない災害だ
化学工業の社会でも多い災害だ。化学プラントでは爆発混合気をつくらせないためにチッソを使うことは多い
チッソという気体を使って装置の中を爆発しないようにパージする作業は多い
問題はその危険なチッソを取り除く作業をするときだ
通常は、装置のマンホールという蓋を開けて空気を中に入れ込んでいく。開けたマンホールから空気を入れてチッソを排気するのだ
問題はこのマンホールを開ける作業だ。単純に指示を受けてマンホールを開けるなら事故は起きない
でも世の中には、このマンホールを開けていた作業者が、マンホールの中に入り死亡する事例も数多くある
なぜそんなことが起こるのかと言えば、チッソは臭いもなく色もないからだ。チッソが危険と人が色や臭いで感じることができないからだ
チッソは吸い込むと瞬時に酸欠になる。あっという間に意識が無くなる。 ほんの数秒で意識を失う
更に,瞬時に筋力も無くなる。自分の体を支えることもできなくなる
つまり,逃げだそうとしても自分の力では逃げ出せないのだ
この怖さを教育で教えるのは難しい。体験型教育で工夫してチッソの怖さを感じさせようとするのだがなかなか難しい
チッソのある場所の管理をしっかりして欲しい
チッソに関わる作業も甘く見ないことだ
協力会社だけで、チッソに関わる作業をさせないで欲しい
発注者側も大事なところには立ち会うなどして関与して欲しい
チッソ(窒素)を取り扱う作業を甘く見ないで欲しい