HAZOPなどで低温脆化というハザードを意識しているか--マイナス20℃以下では鉄は脆くなる
温度が髙いや低いは[HAZARD]として意識しているのだろうかいつも気になるところだ
自分のプラントに使われている金属は何度まで使えるか考えたことはあるのだろうか
たいていのプラントで使われているのは、鉄だ
この鉄は、高温なら何度まで使えるか知っているかだ
普通の鉄なら、350°くらいだ。ちょっと温度が髙いボイラーでも、550℃ぐらいと言うところだ
800℃や1000℃では鉄は使えない
ならば鉄は低温まで使えるかというと、低温には実に弱い
マイナス20℃がいいとこだ
ちょっとした寒波が来れば鉄はかなり「リスク」がある
皆さん方の所で、低温脆化をどれだけリスク評価しているのだろうか
-20℃の流体があれば、逆流などでのリスクを検証して欲しい
フラッシュして温度降下があるプロセスを持っていれば、低温脆化をHAZOPで考える必要がある
低温脆化の事故事例は少ないが甘く見ないで欲しい
こんな事故事例もある。参考にして欲しい
https://www.pecj.or.jp/japanese/safer/case_list/pdf/accident_00271.pdf
https://www.pecj.or.jp/japanese/safer/case_list/pdf/accident_00272.pdf