事故データーベース--産業安全総合研究所

日本では事故や災害のデーターベースは公開されているが、内容や情報量を考えるとまだまだ十分ではない
最近の公開情報を調べていたたら、産業安全総合研究所の事故データーベースが事故情報を追加し公開しているのがわかった
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2020_05.html
第6次の公開となるものだ
前回の第5次版と大きく変わったのは、新たにに1955年(昭和30年)から1964年(昭和39年)迄の情報が追加されたことだ
新たに2008年(平成20年)から2010年(平成22年)の新規追加もある
事故が多発した、1973年(昭和48年)と1974年(昭和49年)について事例を30件くらい追加している
公開されている、総件数は計6430件だ
鉄鋼、金属加工、化学工業、医薬製薬、石油精製、鉱山業など幅広い分野の事故情報が公開されている今回の新たな公開では、1950、1960年代の事故を追加で公開している
1950、1960年代は、日本でコンビナートという化学産業形態が始まる以前の時代だ
手工業的な従来の工場も多かったことが、データーベースから読み取れる
加熱源が直火が多いことが、事故の要因になっている。反応釜などから少し蒸気や液が漏れたとき、加熱用バーナなどに触れ着火事故が多く起こっている
又、自動制御も進んでいない時代だから、人のミスも多く見受けられる
興味のある方はこの事故DBを見て見ると良い

イラスト出典 IT用語辞典より

 

2021年10月29日