高度保安力強化という言葉の陰に隠れているもの
昨今、化学工場では高度保安力強化などの言葉がよく使われている
コンユーター技術などを積極的に使って保安力、すなわち安全の確保を図ろうとしているのだ
背景には、コンビナートなどでの化学工場で、新人の採用が難しくなってきているという
24時間勤務で働く化学工場の運転員の採用がそもそも難しくなってきてるというのだ
昔のように、現場で働いてくれる人が少なくなってきている
コンピューターなどのソフトウエアーの業種に人が移動しているのだ
結果として化学工場で働く運転員の確保が難しくなっている
そこのすき間を埋めようとして、色々な努力が払われている
1つの選択肢は、コンピューター技術でそれを補完しようとする考え方だ
いい考え方であるが、それはなかなか難しい
人は無限の考え方ができる
しかし、機械は過去に経験したことしか判断の根拠を持つことは出来ない
応用問題を解けるのは人にやはり優位性はある
とはいえ、IOTなどの技術活用は避けて通れない
この技術を取り扱える人材をいかに増やすかは企業の存亡に関わる
AIやIOT人材の育成計画については、きちんとESGという切り口で見て欲しい
短期的に育成できる課題ではない
企業がいかに長期的視点でものを見ているかも評価要素だ
安全というのは、いかに長期的視点でものが見えるかだ