安全に関する経営トップや本社の関与--コンプライアンス ガバナンス
ガバナンスやコンプライアンスという用語が最近は頻繁に出てくる
法令や社内ルールをきちんと遵守した経営を行っていることが今の世の中は求められている
今の世の中安全に関しては、かならず経営トップの関与を聞かれる。経営トップは収益だけを見ていれば済む時代ではない
必ず安全についての関与を問われる。部下に任しているという答えではノーだ 権限委譲だけではことはすまない
いかに経営トップとしてリーダーシップを取っているかが求められる。いかに取り巻きが、経営者を支えてくれているかだ
経営トップは、事務方がトップになるケースもあれば、技術職が経営トップになるケースもある
どちらが、安全に関してセンスがあるかというと、どちらとも言えない。本人の資質だからだ
バランス感覚のいい人もいる。そうで無い人もいるのは当然だ
とはいえ、そこそこの及第点は取る必要がある。社員を食わせなければいけないからだ
安全に関しては、安全に関する重役を割り当て権限を委譲する経営形態もある
権限委譲ではあるが、経営者が直接的には関与しない形態だ。経営者の負担は減るがそれでいいのか疑問は残る
間接的に安全をガバナンスすることが本当に正しいのかは疑問が残る
経営トップとは言え、裸の王様ではない。いかにスタッフが、支援しているかだ
スタッフの力量で、トップのリアクションも変わる。事務局や安全スタッフの能力が問われるのだ
組織は個人で動いているわけでは無い。最終判断は、トップにゆだねられるが、判断の所以となる情報はあくまでも取り巻きが作り上げるのだ
スタッフの能力はものすごく経営に関与する。安全スタッフには、そこが求められている
上に対しても情報発信することが必要だ。工場や各職場に対しても、しっかりと実質的な行動に移せる情報発信が求められている
企業の中でスタッフの役割は、参謀なのだろう
企業統治ができるのは、第三者的な機能が存在するかだ。皆身内という意識では、チェック機能が働かない
工場監査をするにしても、他工場の人が入ると格段に監査の質は上がる 文化や風土の違うところで育った人だ
他工場の人は、指揮命令系統の範囲外となるから自由な意見が出てくるから
ガバナンスには、第三者機能をいかに取り込むかが重要だ