2021年の消防事故統計が発表されていた

消防庁から、2021のコンビナート地区での事故統計と危険物施設での事故統計実績が発表された。
毎年5月末に発表されているレポートだ。
コンビナートでの事故統計だ
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/454b64419c90e3ceddc24189a42ef1ff45727a40.pdf
ここ数年は300件/年の事故件数だ。2019年(令和1)から30件ほど件数が減っているが、これは届出の範囲が変わっているからだ
2018年までは、軽微な漏洩でも届出が必要だった。かに泡程度の漏洩でもだ
しかし、人身にも影響を与えない「かに泡」程度の漏洩は事故件数には含めないと考え方を変えたのだ
ここに、情報がある
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/koatsu_gas/pdf/013_02_02.pdf
PDFの頁数で、17/25頁に図8という円グラフがある。事故の要因だが、腐食疲労等劣化が少しずつ例年より増えている
いわゆる設備の老朽化が進んでいると言うことだろう
21/25から主要事故の記述がある。
事故の事実を伝えるだけではなく、事故からの教訓が欲しいところだ
せめて、リスクアセスメント的なコメントは書いて欲しい。こんなリスクアセスメントが抜けていたとかだ
こちらは危険物取り扱い施設での事故概要だ
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/95af717506fe8b5a6b79f4800adf6589ab44dfa4.pdf
昨年同様、危険物施設事故件数は横ばいだ
PDFの頁数で、29/31頁から、2021年(令和3年)に起きた主要事故の概要が記載されている
参考にするのも良いだろう
こんな情報もある。行政機関宛に送られる資料だ。事故事例は写真やイラストもある 対策や効果のコメントもある
https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/b24505e04c38d99101dda5c42b7f5f8f36aec676.pdf
PDFの頁数で、68/82頁からイラスト付きの事故事例紹介がある
残念なのは発生日の情報が無いことだ
相変わらず元号で発表している。 グローバル化の中そろそろ考えを変えられないのだろうか
行政文書だからしょうが無いのかも知れないが、せめて表紙の部分だけでも西暦を併記書きすることくらいやって欲しい

 

2022年06月19日