たかがドラム缶と思って起こる事故
化学工場などに勤めていると、化学物質の危険性にマヒしてくる
入社してすぐの頃は、新人教育で危険性を教えられて少しは危険と感じているが時間とともにその感性は薄れていく
化学物質に対する慣れが、時間とともに出てくるのだ
それが一番怖い。事故につながるからだ
研究所にいる人も、たかが試験管ベースと思って事故になる
化学物質は、1滴でもとんでもないエネルギーを持っているからだ
まして、ドラム缶サイズの大きさになれば、とんでもないエネルギーと考えなければならない
ところが、現実そう考えてくれないからドラム缶で事故が起こる
ドラム缶に関する事故のビデオがあるので紹介しておく
https://www.youtube.com/watch?v=sESmSpde7a4
https://www.youtube.com/watch?v=XJRJXBF5OpQ
直射日光でドラム缶が暖められて起こる事故もある
ドラム缶の中に入っている化学物質が反応して破裂する事故がある
夏場などに、急に外気温度が上がり始めるとよく起きる事故だ
工場内をパトロールしてみて欲しい
屋外に置かれたドラム缶やペール缶が無いか見て欲しい
シートもかけず、屋根の無い所においていないか確認して欲しい
物質によっては、直射日光で暖めるだけで反応を始めるものがある
温度が30℃上がれば、反応速度は約8倍になる
反応速度は温度上昇で倍倍ゲームのごとく上がる
太陽光を甘く見ないで欲しい