事故文献、書籍等紹介

 化学物質を取り扱う工場では爆発や火災に対する備えが必要となる。医薬原料を製造する工場ではこれに比べて、医薬特有の配慮も必要となる。

GMP(Good Manufacturing Practice)への対応だ。製造・品質面でこれをクリヤーしなければならない。設計上も十分な配慮が必要だ。

安全のみならず品質まで含めた総合管理が必要だ。設計段階から深く深く考えておく必要がある。そうは言ってもGMPに強い人を育てるのは大変だ。

 以前「GMP人材の技能教育・資格認定法」という書籍(http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1830.htm)を発刊する会社から人材育成について執筆依頼を受けたことがある。私は、その書籍の一部を書かせてもらったが、この書籍はGMPが適用される企業には有効なのだろうと思う。

出版したこの企業は、GMPに関して設計や保全などの書籍も発刊している。興味のある方は参考にして欲しい。

 少し古い文献だが、エンジニアリング会社の方が書いた、設計上の配慮についての文献がある。1997年安全工学の中の記事だ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/36/5/36_314/_pdf

2017年06月08日