事故や災害に思う

 今年から、HAZOPに関する講習会を始めた。今回は、日刊工業新聞社でのセミナーで講演する。セミナー内容は下記のURLにあるhttps://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/1057

 

 HAZOPの講演を始めたのはこんな理由だ。多くの企業が、HAZOPを利用してリスクアセスをしてはいるものの、相変わらず事故は起こっている。なぜなのだろうと考えてみると、HAZOPはやっているものの危険源そのものを見落としているか、リスクは抽出したものの、その対策に甘さがあるかだ。

 つまり、HAZOPの深掘りが出来ていないのが多くの企業の現状だ。

 その理由はなぜなのだろうと考えてみると、HAZOPの手法ばかり教えていて、肝心のHAZOPで見落とすような危険源を教えていないからだ。また、せっかくHAZOPで抽出したリスクに対する安全対策も対策が中途半端で事故になった事例もしっかりと教えていないという現実がある。

 HAZOPを使ったり、HAZOP的な思考をすることは大変いいことだと思う。しかし、HAZOPの失敗事例を学ばなければ、企業としての実力はついていかない。

 そんな思いから、HAZOPの失敗事例が学べる講座を開設しようと考えていた。そんな矢先に、セミナー会社から依頼があったのでHAZOPの失敗事例を学べる講習会を開催することにした。

関心のあるかたは聞いてみて欲しい。 私の知っている4000件の事故事例から抽出したHAZOPの失敗事例だ。 10月25日開催だ

2017年07月17日