事故や災害に思う
7月8日にタンクの爆発事故が起きている
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017070890121714.html
タンクは空だったとの記述がある。多くに事故事例を見てくるとこの「空」という字が問題となることがある。
タンクの中に入っていたのは、フルフリルアルコールという物質だという
アルコールだから可燃物だ。引火点は75度、融点は-31度だという。つまり液体だ。 着火源さえあれば、夏のタンク内の温度を考えると着火することは可能と考えられる。
タンク事故で注意しなければならないのは、在液であれば誰でも危険と考えて注意を払う。しかし一度空になってしまうと突然危険源という
見方をしないところに繰り返し事故が起こっている。
タンクを空にするといっても、完全に空となっていれば良いが、わずかに残液が残っているのが常だ。可燃性の液体物質であれば、時間が経てば当然可燃性蒸気が発生する。 着火源があり、爆発混合気が出来ていれば簡単に爆発する。
空だからと安心して、マンホールを開けていれば空気が入り丁度良い爆発混合気が出来ているはずだ。
この物質は酸とも混触反応すると書いてある。
原因は何なのか報道はないが、きちんとした事故報告を期待したい。